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世界ナンプレ&パズル選手権2019報告

9月29日から10月6日にドイツのキルヒハイムで開催された、世界ナンプレ&パズル選手権*。世界30か国以上からナンプレ・パズルの精鋭が集まったこの大会で、日本は今年も大活躍。世界ナンプレ選手権では昨年に続き、個人・団体で優勝、世界パズル選手権では、個人2位、団体3位という成績でした。

また、今年新設されたナンプレW杯(Sudoku World Cup)、パズルW杯(Puzzle World Cup)**部門では、ナンプレW杯は2位、パズルW杯は1位から3位までを日本人選手が占めるという快挙でした。
さらに、世界選手権中に毎年開催されているSudokuGP(SGP) Final、PuzzleGP(PGP)Final***も、今年から形式が大きく変わりましたが、こちらもSGPは3位、PGPは1位から5位までを日本人選手が占めるという快挙となりました。

参加した選手たちもパズル漬けの一週間を堪能したようです。最後にみなさんのコメントがありますので、そちらも合わせてお楽しみください。

会場は、フランクフルト空港から車で1時間半あまり、
森と湖の美しい風景の中に立つホテル・ゼーブリック。


大会の様子

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第14回 世界ナンプレ選手権(WSC)
The 14th World Sudoku Championship

●個人の部

1位 遠藤憲
2位 森西亨太
3位 Tantan Dai(中国)


左から(以下写真同じ)Tantan Dai選手、遠藤選手、森西選手

●団体の部

1位 日本
2位 中国
3位 チェコ

4名チェコチーム、5名日本チーム、4名中国チーム

※プレーオフ前は、
中国、日本、チェコ、フランスの順でした。

<Sudoku World Cup>

1位 Tantan Dai(中国)
2位 森西亨太
3位 Letian Ming(中国)


Letian Ming選手、Tantan Dai選手、森西選手

※日本からは、森西選手、遠藤選手の2名がプレーオフに進出。

<SudokuGP Final>

1位 Jakub Ondroušek(チェコ)
2位 Bastien Vial-Jaime(フランス)
3位 森西亨太
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9位 條秀彰
10位 杉本卓也


杉本選手、森西選手、條選手

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第28回 世界パズル選手権(WPC)
The 28th World Puzzle Championship

●個人の部

1位 Philipp Weiß(ドイツ)
2位 遠藤憲
3位 Walker Anderson(アメリカ)


Walker Anderson選手、Philipp Weiß選手、遠藤選手

●団体の部

1位 アメリカ
2位 ドイツ
3位 日本


4名ずつ、ドイツチーム、アメリカチーム、日本チーム

※プレーオフ前は日本、アメリカ、ドイツ、スロバキアの順でした。

●18歳以下の部

1位 Walker Anderson(アメリカ)
2位 千葉遼太郎
3位 Péter Gyimesi(ハンガリー)


Péter Gyimesi選手、Walker Anderson選手、千葉選手

※千葉選手は、ベストルーキー賞も獲得。

●50歳以上の部

1位 有松太郎
2位 David McNeill(イギリス)
3位 Čedomir Milanović(セルビア)


David McNeill選手、有松選手、Čedomir Milanović選手

※有松選手は、50歳以上の部、四連覇!

<Puzzle World Cup>

1位 條秀彰
2位 遠藤憲
3位 森西亨太


森西、條、遠藤各選手

※日本からは、プレーオフには上記3選手と木村、有松、川辺各選手が進出。決勝戦は條、遠藤、森西、木村選手の4人による日本人対決となりました。

<PuzzleGP Final>

1位 遠藤憲
2位 森西亨太
3位 條秀彰
4位 木村友哉
5位 川辺優喜


木村、森西、遠藤、條、川辺各選手

注)*
今年はWSC、WPCとも、個人の部はプレーオフがなく、個人戦の全ラウンドの合計点で順位が決定(対象となるのは、Aチームの選手のみ)。

注)**
Sudoku World Cup、Puzzle World Cupは今年初登場。チームに関係なく、すべての選手が参加できる。指定の3ラウンドで、徐々に選手を絞り、プレーオフで優勝者を決める。個人戦のみ。
・Sudoku World Cup 1Rの上位100人が2Rへ→2Rの上位40人が3Rへ→3Rの上位10人がプレーオフに進出
・Puzzle World Cup 1Rの上位100人が2Rへ→2Rの上位40人が3Rへ→3Rの上位16人がプレーオフに進出

注)***
SudokuGP(SGP)、PuzzleGP(PGP)
WPF(世界パズル連盟)がオンライン上で主催している、誰でも参加できるトーナメント。今年は1月から7、8月にかけて、それぞれ8回行われている。そのうちの6つの大会(ベスト6)の合計点でランキングが決まり、トップ10の選手10人が、WSPC大会中に行われるFinalに招待される。

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※以下、各選手のコメントです(敬称略)。
五十音順で、( )内は参加したチームです。

有松太郎(WSCーB、WPCーC)
とても楽しい1週間でした! 今回の開催国ドイツは日本・アメリカと並ぶパズル強国で、用意された問題は洗練された良問ばかりでした。他の日本選手が上位で活躍する中、私の成績は今ひとつ(歳を重ねるに従って緩やかに下降しています)でしたが、パズルのシニア部門(50歳以上)では想定通り優勝できました。

遠藤憲(WSCーA、WPCーA)
望外の優勝もあり、悔しい敗戦もあり、いつにもまして「気づいたら終わっていた」感の強い一週間でした。一年間の成長を感じながらも、多くの課題を認識させられたので、また来シーズンに向けて新たな気持ちで進んでいきたいと思います。

奥間啓水(WSCーA、WPCーC)
WSC・WPC共に参加で1週間程過ごしましたが、どちらの大会も質の高い問題が多く、とても楽しい日々を過ごすことが出来ました。WSCはAチームで参加させて頂きましたが、団体の方は昨年に続いて優勝できとても嬉しいです。個人の方は目標の成績に届かなかったので、今後さらに上位を狙えるよう頑張りたいです。

梶原裕希(WSCーB、WPCーC)
ナンプレ・パズルのことがますます好きになる、楽しくてとても勉強になる一週間でした。今回新人枠を使ったということで来年以降は茨の道ですが、再び世界大会に出場できるように一から頑張っていきたいと思います。現地でお世話になったチームメイトやスタッフの皆様、日本で応援してくださった皆様、ありがとうございました。

川辺優喜(WSCーC、WPCーA)
久々のAチームだったこともあり、ほぼWPCに特化して準備をしていましたが、結果は自己最高の9位と、何とか目標の10位以内を達成できました。タイトルが取れず、結果は振るわなかったものの、各プレーオフにも参加することができ、充実した大会を過ごせました。ナンプレも鍛えつつ、また参加することが出来ればと思います。

木村友哉(WSCーB、WPCーB)
B代表ながら、幸運にもプレーオフを3回経験できました。上位には一歩及びませんでしたが、静かな緊張感漂う中でのパズルは貴重な体験でした。順位以外にも、ペンシルパズルの世界の可能性を多々感じる大会でした。パズルも数独も精進。

條秀彰(WSCーA、WPCーA)
10月のドイツは過ごしやすい気候で、快適に過ごすことができました。大会については、WPCでの大失敗が悔やまれます。第28回大会に因んで28×28の問題だけで構成されたラウンドがあったのですが、難問の終盤で破綻し続け、制限時間の7割以上が無駄になりました。とは言え、Puzzle World Cup では優勝できましたし、競技パズルはこれからも続けていきたいです。

杉本卓也(WSCーB、WPCーC)
応援ありがとうございました。個人的には、肝心なところで成果を出すことができず悔いの残る結果となりました。日本チームの皆さんの素晴らしい結果を誇らしく思うとともに、自分ももっと頑張らなければ、と痛感しております。来年以降も世界大会に出場し、上位進出できるよう頑張りたいと思っています。

千葉遼太郎(WSCーC、WPCーB)
目標としていたWSC100位とWPC20位は両方とも超えることができました。WPCのラウンド3の誤答で大量に点を失ってから方針を変え、見直しを重視したのが功を奏したのかと思われます。6日間、あっという間でした。来年も参加したいです。

森西亨太(WSCーA、WPCーA)
自身の結果よりも、「他の日本人選手、皆すごいなあ」という印象が強かったです。また、今年のWPCは過去に何度も優勝しているUlrichが運営のリーダーを務めていました。今年は選手ではないにもかかわらず、運営として心から大会を楽しんでいるようでした。私も何度も選手として参加していますが、一度は世界大会の運営、できればリーダーをやってみたい気持ちが出てきました。

山本和也(WSCーC、WPCーB)
今年は2回目の出場ということで、前回よりも良い順位を目指していたので、その目標を達成できて良かったです。World Cupでの誤答が悔やまれますが、悔しさも含めて充実した大会でした。また出場したいです。

吉森孝成(WSCーC、WPCーB)
初めてのドイツなのに1日を除いてずっとパズル漬けでまったく観光していませんが、それでも十分楽しかったです。来年の大会も是非参加したいですが、トップランカーが何人もいるなかで予選を勝ち上がらないといけないのは大変そうです。

 

皆さん、大変おつかれさまでした。

2019・10・21

アジアナンプレ選手権2020 参加者募集のお知らせ

2020年1月に、アジアナンプレ選手権2020 (Asian Sudoku Championship 2020)がインド・ハイデラバードで開催されます。

アジア各国のナンプレ解き手が集まってその腕を競う大会で、今回が4回目の開催となります。前回に引き続き、一般の皆さまから参加者を募集いたします。以下の大会概要・募集要項・注意事項をよくお読みの上、ご興味のある方はご応募ください。

※前回の大会の様子はこちらのJPF記事をご覧ください。

【大会概要】※現時点で告知されている情報です

大会名:アジアナンプレ選手権2020 (Asian Sudoku Championship 2020)
大会会場:Leonia Holistic Destination resorts (インド・ハイデラバード)
開催日時:2020120日(月)~23日(木)

1月20日(月):到着、開会式
1月21日(火):競技(個人戦、団体戦)
1月22日(水):観光、表彰式
1月23日(木):帰国

参加資格:アジア地域で、世界パズル連盟に加盟している国の選手
大会形式:いくつかの個人戦ラウンドおよび団体戦ラウンドで構成され、それぞれスタンダードナンプレやバラエティナンプレ(定番ものが大半ですが変わり種や新種もいつくか)が出題される予定です。
その他:個人戦は15歳以上、15歳以下、12歳以下、10歳以下の各部門で上位選手が表彰されます。団体戦は1チーム4人で構成され、上位チームが表彰されます。

【募集要項】

応募資格:日本国籍のパスポートを有し、大会の全日程にご参加いただきインドまでご自身で渡航できる人であれば、どなたでもご応募いただけます。
※ナンプレの腕前は問いません。ご参加いただく方には、出題される問題のおおよその傾向を知っていただくために前回大会の問題PDFをお送りします。
※選手への付き添いとして、ゲスト参加(競技には参加せず見学し、その他のイベントには参加可能)も受け付けます。

※日本とインドの往復の飛行機については、各自で手配いただきます。現地のハイデラバード国際空港集合・解散を予定しております。

参加費:一人当たり325USドル(ツイン部屋宿泊)・465USドル(シングル部屋宿泊)

※上記参加費用は、大会主催者に支払う参加費(空港と大会会場の送迎・期間中の宿泊代および食事代を含む)に全額充てられます。日本とインドの往復の航空代は含まれておりません。
※大会会場が宿泊ホテルとなります。
※ゲスト参加の場合も、参加費は同額です。
※日本円相当分を事前振込にてお支払いいただきます。

定員:特に設けません。
※選手が5名以上となる場合、団体戦は複数チームを作ります。詳細は参加者の確定後に決定いたします。
応募方法:こちらの申込みフォームに、以下の事項をご記入の上お申し込みください。
・お名前(本名、ふりがな、パスポートのローマ字表記、のそれぞれをお知らせください)
・連絡先メールアドレス
・生年月日
・性別
・電話番号
・シングル部屋を希望の場合は、その旨
※ゲスト参加の方が同行される場合は、その方の情報も併せてお知らせください。
※ご記入いただいた個人情報は、本大会に関するご案内・ご連絡や参加登録のためだけに利用させていただき、この目的以外で許可なく第三者への提供はいたしません。

応募締切:2019103日(木)必着
※応募が届いた後、ご記入いただいたメールアドレス宛に詳細情報の確認および今後の手続きについてのご連絡を差し上げます。応募後3日以内に日本パズル連盟からの連絡が無い場合は、お手数ですがお問い合わせください。

【注意事項】
・今回、日本パズル連盟からはスタッフが同行しない可能性があります。大会前の申込手続きや(空港と大会会場との送迎を含む)主催者との連絡調整は日本パズル連盟が行いますが、大会期間中の現地での行動につきましては選手の皆様での行動となる可能性がある旨、ご了承ください。
・日本とインドの往復の航空機や海外旅行保険等については、各自で手配いただきます。
・なお、日本パズル連盟の広報活動のため、大会期間中には大会の様子などを写真または動画撮影し、日本パズル連盟のWebサイト、TwitterおよびFacebookに掲載することを予定しております。また、大会の記事が雑誌等に掲載される場合もあります。その際、本名および顔写真が使用される場合がある旨、ご了承ください。

2019・9・20