日本パズル選手権2023 レポート

11月11日(土)、毎年恒例の日本パズル選手権2023(JPC)が開催されました。今回は4年ぶりに東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターが会場となり、日本各地から多くのパズルソルバーたちが集いました。

事前に参加者募集では昨年を上回る多くのお申込みをいただき、当日は105名が出場しました。

西尾徹也代表理事による開会宣言。

問題制作プロデューサー兼司会進行の今井洋輔理事によるルール説明があり、早速本戦が行われました。

第1ラウンド ウォーミングアップ(25分)
クロスワードやナンプレ、クロスマッス、間違い探しなどの様々な定番パズルが出題されました。

第2ラウンド バラエティー①(40分)
ボンバーパズルなどの定番パズルのほか、ワード系・数理系の両方から幅広くパズルが出題されました。

第3ラウンド スプリント(20分)
ひらめき力や計算力などが必要な小問題が全24問出題されました。

第4ラウンド バラエティー②(50分)
第2ラウンドよりも難易度が少しアップしました。

第5ラウンド メカニカル(15分)
4年ぶりのメカニカルラウンド。キューブをつなげたピースを組み合わせて指定の形を作る問題に挑戦しました。

メインラウンド終了後、今回は(株)ニコリの安福良直様をお招きし、出場者の方々には「ニコリラウンド」としてカックロに挑戦していただきました。

WSPC報告。今年10月にカナダ・トロントで開催された世界ナンプレ選手権2023・世界パズル選手権2023に出場された代表選手の皆様にご登壇いただきました。
<森西亨太さん、中野碧さん、関谷直樹さん、川辺優喜さん、遠藤憲さん、安藤大悟さん、山本和也さん>

昨年同様、後半には質問コーナーも設けられました。

続けて、来年1月に静岡県内で開催されるアジア数独選手権2024の案内が行われました。森西亨太さんによる進行です。

日本パズル連盟オリジナルパズル誌「パズラバ」の案内も。パズル投稿コーナー「激作塾R」の塾長・ハタンこと山本達也さんにご登壇いただきました。

全ラウンドの集計が完了し、最後に表彰式が行われました。

まずは、昨年のJPCの問題セットを抽選で6名にお渡し。

ニコリラウンドで上位になった8名に、安福様からご提供いただいたパズル関連の本を差し上げました。

飛び賞(10位ごと)の対象となった11名には、「よりぬきパズラバ」(英語版、非売品)とJPFオリジナル缶バッジをお贈りしました。

今回は特別に西尾賞も。24位、48位、72位の3名に、西尾徹也さんご提供の「パズルマスター 西尾徹也のザ・パズル」をサイン入りで進呈。

続けて、各ラウンド1位の発表。
特製盾を授与しました。

第1ラウンドトップ賞は遠藤憲さん。

第2ラウンドトップ賞は初月葉桜さん。

第3ラウンドトップ賞は入月優さん。

第4ラウンドトップ賞は遠藤憲さん。

第5ラウンドトップ賞はUNPさん。

ラストは総合成績上位3名の表彰。
特製トロフィーを授与しました。

総合第3位はtakmuさん。

総合第2位は初月葉桜さん。

総合第1位は遠藤憲さん。昨年に続き、今回もぶっちぎりの優勝でした。おめでとうございます!

  • 大会結果の詳細はこちらをご覧ください。

最後にパズル作家スタッフの紹介を行い、杉本幸生理事の閉会宣言で、イベントは無事終了しました。

参加者の皆様、大変お疲れ様でした。

また来年、このようなイベントで皆さまにお会いできるのをスタッフ一同楽しみにしています。

※「カックロ」「数独」は(株)ニコリの登録商標です。


Japan Puzzle Federation