日本パズル選手権2016の出題パズルについて、お知らせとお詫びがございます。大会責任者の西尾徹也からの説明をご覧ください。
日本パズル選手権2016の問15「7ピースパズル」が2008年の日本パズル選手権で出題されたパズルと解答方法以外はまったく同じではないかという指摘があり、調べてみるとまさにその通りでした。そのような問題を出題してしまったことを、主催者として深くお詫びいたします。なぜ、そういうことになったかは以下の通りです。
- 日本パズル選手権2016で出題するパズルを募集した際に、過去に出題された問題が混ざっていた。
- 問題を取りまとめた西尾が、過去の出題作とまったく同一であることに気付かず採用。
- チェック作業時にスタッフもそれに気づいた者がおらず、出題するまでに至ってしまった。
しかしながら「パズルは思い出すものではなくて考えるもの」。2008年の問題を憶えていた方がいたとしても、著しく有利になるとは思えませんので、採点等に関しては現在発表されているものに手を加えることはいたしません。そのことはご了承いただきたいと思います。
とはいえ、ミスとしては大きなミスであることに相違ありません。今一度お詫びいたします。
日本パズル連盟代表理事
西尾徹也
日本パズル選手権は、新しく考案されたパズルや、広く定着している定番のパズルが多く出題されます。それと同時に、埋もれている過去の優れたアイデアも拾い上げるよう試みてもいます。そのような流れがある中で、今回のミスが発生してしまいました。
過去に発表されているパズルや、それをアレンジしたパズルを出題する場合でも、完全に同一の問題をすることは本来絶対にあってはいけません。次回以降、このようなことがないよう再発防止に努めさせて頂きます。今後とも日本パズル選手権および日本パズル連盟をよろしくお願いいたします。